答えのない問題に挑む
今日は中学2年生の授業の日。
授業終了後、1枚のプリントの周りに生徒が集まって、
「この問題どうやって解くんー?」
S君が持ってきた問題を、M君、Kさんも一緒に、「あーでもない、こーでもない」と議論しながら挑戦しております。
挑んでいたのはこんな問題です。

学校の先生が出してくれたようです。
んーーー、これは確かに難しそう・・・。
野村先生もワタクシも、それぞれ問題を書き写して挑戦してみます。
解けたらさっさと解説して終わりにする予定でしたが、何ともすぐに答えが導けません。
生徒と同じように「あーでもない、こーでもない」と自分と戦いながら、何とか答えに辿りつこうと努力します。
教室の方からも、
「これが二等辺三角形になるから・・・」
「ここが多分30度になるから・・・」
「ここが30度になるって、何で言えるん?見た目じゃダメねんて、しっかり『理由』が必要ねんて!」
なんて、3人が本当に真剣に問題と向き合っている様子が聞こえてきます。
何か、すごくいい瞬間に立ち会えているような気がします。
(外で待っている保護者の方にも、中に入って見てもらえば良かった・・・)
答えには辿りつかなかったとしても、
「あーでもない、こーでもない」
の時間は、確実に学力が上がっています。
とても高い論理的思考力、発想力が必要な問題。
人によっては、すぐに投げ出したくなってしまう1問ですが、最後まで諦めようとすることなく、挑み続けた姿勢はとてもかっこよいと思います。
今日は時間切れ。
また明日、もしくは寝る間も惜しんで今でも挑んでいるのでしょうか・・・。
いずれにせよ、
「もうちょっとで出そうなんにーーー!!」
という状況を、楽しみながら挑んで欲しいと願います。
3人が帰ってから、私も続きのチャレンジです。
生徒と同じで、答えが出そうで出ない状況が続いており、
「たぶんこれで直角三角形の合同とか使うような気がするんですけどねー・・・」
なんて野村さんに言ってみたところ、
「あ、じゃあこうすればいいじゃん♪」
と、あっさり先に解かれてしまいました・・・。
だーーーー、クソーーーーー!!
数学が専門なのに、完全敗北・・・。
まぁでも、私のヒントがなければ野村さんだって解けなかったかも知れませんしね(←些細な抵抗)。
「我々」が出した答えということにしておこうと思います(←非難覚悟の抵抗)。
彼らは、すごぐ良い問題に出会ったし、すごく良い時間を過ごしていたと思います。
調べればすぐに何でも分かってしまう世の中ですが、だからこそ、こうやって簡単に答えに辿りつかない時間が、すごく重要になったような気がします。

答えは、「○○度」と、明快に求められます。
しかし、「○○度」という結果自体には、ほとんど意味がないような気がします。
なぜその答えになるのか、それを導く過程にこそ意味があるのです。
だから、
「あーでもない、こーでもない」
と、途中の道を行ったり来たりしてみたり、
「あれ、ここをこうしたらもしかして・・・」
と、他の道にも足を伸ばしてみたり。
そんな時間は、とても重要だと思うわけです。
今日は3人とも、大変貴重な寄り道をして帰って行きました。
保護者の方におかれましては、寒い中、車の中で長時間お待たせすることになってしまい、本当に申し訳ございませんでした。
3人とも、すごく真剣にこの1問に没頭しており、私もつい「もう少し、もう少し」と、応援してしまっておりました。
こちらの配慮不足を、ただただお詫び申し上げます。
本人たちは、いたって真剣に問題に取り組んでおりましたので、彼らには温かく接してあげて欲しいと願うばかりです。
「もう少し時間がかかりそうなら、外に出て親にちゃんと許可取ってきなさいー!」
今後はそのように指導していきます!!
もちろん、お急ぎの場合、ご心配な場合は教室の中に入ってきていただいても結構ですので、生徒自らが望んで居残り勉強することをご容赦いただきたいと思います。
今日はさすがに遅くなりすぎたことを反省しつつ・・・
西野でした。
授業終了後、1枚のプリントの周りに生徒が集まって、
「この問題どうやって解くんー?」
S君が持ってきた問題を、M君、Kさんも一緒に、「あーでもない、こーでもない」と議論しながら挑戦しております。
挑んでいたのはこんな問題です。

学校の先生が出してくれたようです。
んーーー、これは確かに難しそう・・・。
野村先生もワタクシも、それぞれ問題を書き写して挑戦してみます。
解けたらさっさと解説して終わりにする予定でしたが、何ともすぐに答えが導けません。
生徒と同じように「あーでもない、こーでもない」と自分と戦いながら、何とか答えに辿りつこうと努力します。
教室の方からも、
「これが二等辺三角形になるから・・・」
「ここが多分30度になるから・・・」
「ここが30度になるって、何で言えるん?見た目じゃダメねんて、しっかり『理由』が必要ねんて!」
なんて、3人が本当に真剣に問題と向き合っている様子が聞こえてきます。
何か、すごくいい瞬間に立ち会えているような気がします。
(外で待っている保護者の方にも、中に入って見てもらえば良かった・・・)
答えには辿りつかなかったとしても、
「あーでもない、こーでもない」
の時間は、確実に学力が上がっています。
とても高い論理的思考力、発想力が必要な問題。
人によっては、すぐに投げ出したくなってしまう1問ですが、最後まで諦めようとすることなく、挑み続けた姿勢はとてもかっこよいと思います。
今日は時間切れ。
また明日、もしくは寝る間も惜しんで今でも挑んでいるのでしょうか・・・。
いずれにせよ、
「もうちょっとで出そうなんにーーー!!」
という状況を、楽しみながら挑んで欲しいと願います。
3人が帰ってから、私も続きのチャレンジです。
生徒と同じで、答えが出そうで出ない状況が続いており、
「たぶんこれで直角三角形の合同とか使うような気がするんですけどねー・・・」
なんて野村さんに言ってみたところ、
「あ、じゃあこうすればいいじゃん♪」
と、あっさり先に解かれてしまいました・・・。
だーーーー、クソーーーーー!!
数学が専門なのに、完全敗北・・・。
まぁでも、私のヒントがなければ野村さんだって解けなかったかも知れませんしね(←些細な抵抗)。
「我々」が出した答えということにしておこうと思います(←非難覚悟の抵抗)。
彼らは、すごぐ良い問題に出会ったし、すごく良い時間を過ごしていたと思います。
調べればすぐに何でも分かってしまう世の中ですが、だからこそ、こうやって簡単に答えに辿りつかない時間が、すごく重要になったような気がします。

答えは、「○○度」と、明快に求められます。
しかし、「○○度」という結果自体には、ほとんど意味がないような気がします。
なぜその答えになるのか、それを導く過程にこそ意味があるのです。
だから、
「あーでもない、こーでもない」
と、途中の道を行ったり来たりしてみたり、
「あれ、ここをこうしたらもしかして・・・」
と、他の道にも足を伸ばしてみたり。
そんな時間は、とても重要だと思うわけです。
今日は3人とも、大変貴重な寄り道をして帰って行きました。
保護者の方におかれましては、寒い中、車の中で長時間お待たせすることになってしまい、本当に申し訳ございませんでした。
3人とも、すごく真剣にこの1問に没頭しており、私もつい「もう少し、もう少し」と、応援してしまっておりました。
こちらの配慮不足を、ただただお詫び申し上げます。
本人たちは、いたって真剣に問題に取り組んでおりましたので、彼らには温かく接してあげて欲しいと願うばかりです。
「もう少し時間がかかりそうなら、外に出て親にちゃんと許可取ってきなさいー!」
今後はそのように指導していきます!!
もちろん、お急ぎの場合、ご心配な場合は教室の中に入ってきていただいても結構ですので、生徒自らが望んで居残り勉強することをご容赦いただきたいと思います。
今日はさすがに遅くなりすぎたことを反省しつつ・・・
西野でした。
この記事へのコメント
これは中2までの単元で説明出来ますか?
補助線+三平方の定理で解いたのですが。。。
解けた僕もジーニアス!!
しかし、これは中2までの知識で十分解けるんです。
ですから、三平方の定理を使わない方法も考えてみてください。
そしたらあなたもジーニアスw
ネタバレになるかもしれませんが補助線を引いて2回証明しました。
時間がかかったのでジーニアスには程遠いです。悔しい。。。
天才も磨かなければ意味がない。
努力と修練は天才を凌駕します。
頑張ってください(*・∀・)ノ゛